定番メニュー進化“韓国グルメ”人気のワケ
長引くコロナの影響で海外旅行もできない生活が続いていますが今、お隣「韓国」グルメが進化を遂げています。あのサムギョプサルも新メニューに変化していました。
ハングルの看板が立ち並ぶ東京・新大久保。日本でもおなじみとなった韓国料理、豚のバラ肉を豪快に焼いた「サムギョプサル」などが楽しめる「マッコリの物語」。ここで今、9割のお客が注文するというのが、エビロールサムギョプサルです。
鉄板の上で豚肉を巻いたエビを焼く、サムギョプサルならぬ「エビギョプサル」。真ん中には溶かしたチーズが添えられ、たっぷり絡めていただきます。
お客さん「ぷりっとしていてお肉の感じもあって、どっちも食べている感じ」
定番料理を進化させた、お店オリジナルの韓国料理としてSNSでも話題だといいます。
マッコリの物語・華りんかさん「韓国のブームを広げたいなということで、店長といろいろ考えて商品が開発されました」
すでに、日本でも身近になっている韓国料理。進化を遂げながらさらなるブームの兆しが。渋谷に去年10月オープンした店は。
bibigo モッパンステーション・店員「ビビゴの商品を使った韓国食を展開しています」
韓国の大手食品メーカーが手がける、韓国料理ブランド「ビビゴ」。その看板商品だというギョーザが、テイクアウトできるんです。
野菜やキムチなど6種類あるギョーザから2種類を選択。自分だけのオリジナルカップができます。春雨が入った韓国ならではのギョーザに、トッポギなどのトッピングも可能で、自分好みの味が楽しめます。
店員「旅行などに行けないことから、もっと身近に韓国フードを感じられる空間を作りたいということで」
韓国気分を味わえることもあり、期間限定の店舗でしたが、延長を予定するほど人気だといいます。
また、カラフルなドリンク「美酢」も注目の韓国食品のひとつ。美容意識が高い人が多いといわれる韓国では定番だという、くだものを発酵させてつくったお酢を使っています。全国のスーパーなどでは、おもに原液で販売。ソーダやお酒などで割って、おうちで手軽に飲むことができます。
CJ FOODS JAPAN・南出美紗貴さん「美容や健康に関心の高い方々から口コミが広がって、人気が出るきっかけになったと考えております」
今では韓国の売り上げを、日本が超える勢いだといいます。
さらに、最新の韓国スイーツも登場。カフェ「メルティングインザマウス」でお客が食べていたのは、一見ふつうのワッフルに、ソフトクリームがのったもの。しかし、使っている生地にあるヒミツが。
なんと、独自で発酵させたクロワッサンの生地を、そのままワッフルメーカーで焼いているんです。韓国では、去年頃から人気に火がついたという、この「クロッフル」。その最大の特徴は食感です。
お客さん「いつも食べているワッフルより、クロワッサンに近くてサクサクでおいしい」
テイクアウトでの利用も増えているといいます。
メルティングインザマウス オーナー・花さん「韓国好きな方もいらっしゃいますし、食べ物が好きでリサーチしてたどり着いた方もいます」
続々登場している韓国グルメ。日本にいながら、本場の味が楽しめる場が増えそうです。