神戸や青森で海外旅行気分?自治体がPR
海外旅行になかなか行けない中、自治体がユニークな取り組みを始めています。神戸では、“フランス”を満喫できるツアーなどが計画されているほか、青森県では県内でニュ-ヨークなどに似た風景が楽しめるとPRに力を入れています。
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兵庫県神戸市ではあるユニークな取り組みが。
神戸観光局観光部・山崎敬永さん
「神戸で海外旅行をテーマにしたツアープログラムを始めました」
一体、どういうことなのか、山崎さんに案内してもらうと──。
神戸観光局観光部・山崎敬永さん
「こちらが『フランス』をテーマにした異人館で、ツアーでも実際に立ち寄っていただきます」
それは、神戸市内にある「異人館 洋館長屋」という、フランスにゆかりのある建物でした。
神戸市は、様々な国を体感できる建物などが多くある異国情緒あふれる街です。そういった場所を回ることで、海外旅行に行った気分を体験してもらおうというのです。
フランスのツアーではゆかりの場所を巡った後、フレンチも楽しめるといいます。
神戸観光局観光部・山崎敬永さん
「コロナの影響で海外に行けない状況で、神戸で海外旅行ということでPRすることによって、より多くの方に神戸にきていただいて旅行を楽しんでいただけたらと」
ツアーは中国編など6コースあり、月に2、3回程度予定しているということです。
一方、青森県も、SNS向けに制作したCMの中で次のようにPRしています。
「海外旅行に行けなくて、なぜか青森に来てしまいました。青森だけどニューヨーク。青森だけどマーライオン」
その狙いは──。
青森県観光企画課主事・三上咲希子さん
「徐々に旅行ムードも高まってくる中で、青森には日本国内でも海外を体験できるようなスポットがありますので」
「パリのシャンゼリゼ通り」のような通りや「トルコの世界遺産、カッパドキア」もあるといいます。
新型コロナウイルスの影響で観光にも打撃を受けた青森県。
青森県観光企画課主事・三上咲希子さん
「この動画を見て、青森にいらしてくれる方がたくさん増えたらいいなと思います」
県内の知られていないスポットなどを紹介することで、新たな魅力を知ってもらう狙いがあるということです。