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韓国 コロナワクチン1600万人分契約

2020年12月24日 15:34

韓国政府は24日、ファイザーなど2社と、新型コロナウイルスのワクチン1600万人分を契約したと明らかにしました。韓国では、ワクチン調達が遅れているとして、文在寅政権への批判が強まっています。

新型ウイルスのワクチンについて、韓国政府は当初、国民の85パーセントにあたる4400万人分を確保し、来年2月から3月に接種を始めると説明していました。

しかし、実際に契約していたのは「アストラゼネカ」の1000万人分だけで、韓国メディアからは「K防疫を過信し、ワクチン確保が遅れた」などと、文政権への批判が強まっていました。

こうした中、24日、丁世均首相は、新たに製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンとファイザーの2社と、合わせて1600万人分のワクチンを正式契約したと明らかにしました。

韓国・丁世均首相「政府全体が責任を負う覚悟で臨んでいます」

接種時期は、それぞれ来年の4月以降と7月以降としていて、「時期をさらに繰り上げるために、国家次元の力を総動員する」と強調しました。