アストラゼネカ ワクチン追加試験を実施へ
イギリスのアストラゼネカ社は、臨床試験の最終段階に進んでいる新型コロナウイルスのワクチンについて、追加の試験を行うことを明らかにしました。
これは26日、アストラゼネカ社のソリオ最高経営責任者がアメリカのブルームバーグに対して明らかにしたものです。アストラゼネカ社のワクチンは臨床試験の最終段階で平均70%の有効性が認められたものの、投与する量によって結果が大きく異なるとの中間報告を発表していました。ソリオ氏は「この結果が妥当であるか追加の試験を行い、検証する必要がある」と述べたということです。
ただ、「追加試験にはさほど時間がかからず、イギリスやEU(=ヨーロッパ連合)での承認作業を妨げるとは考えていない」との見通しを示しました。
このワクチンを巡っては、日本も1億2000万回分の供給を受けることでアストラゼネカ社と合意しています。