まん延防止も「さみしくて」友人と路上飲み
12日から東京、京都、沖縄に「まん延防止等重点措置」が適用されました。夜11時をすぎた渋谷のセンター街から、佐藤キャスターが中継で伝えます。
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渋谷センター街では夜11時をすぎ、歩いている人はまばらになってきています。ただ、歩く人を見ると若い人が多い印象です。あと1時間ほどで終電を迎えることもあってか、現在は、駅に向かって歩く人の姿が多くみられます。
午後8時ごろから渋谷センター街で取材をしていますが、駅に向かう人の流れは夜8時すぎが最も多く、8時半ごろにはだいぶ減りました。
飲食店に対しては夜8時までの時短要請がだされています。ほとんどの店は要請に従って閉まっていますが、一部には、夜8時以降も営業をしている店がありました。営業していた店の方に話を聞いたところ、「協力金では全然足りず、従業員に給料が払えない。最初は従って時短していたが、今は朝まで営業している」と話していました。
また、小池都知事は「路上飲みもなしで」と呼び掛けていますが、多くの飲食店が閉まった夜8時以降、公園や駅前の路上などにはお酒を飲む人たちの姿が100人ほど見られました。
商業施設の下で2人で飲んでいた女子大学生は、「一人暮らしで寂しいから長く友達と話したい」と言っていました。
また、中にはまん延防止措置が12日から適用されたことを知らない人もいて、そうした人たちにいかにメッセージを伝えるのかが課題だと感じました。