住宅街が広範囲で水浸しとなり騒然となりました。東京・江東区で、水道管の工事現場周辺で水が噴き出して道路が冠水し、一時、膝下ほどの高さまで水があふれました。

２６日午後３時すぎ、江東区・亀戸で撮影された映像には、道路から大量の水があふれ出ています。重機が作業している場所からあふれ出した水。水の広がりを抑えようと作業員は土のうを置きますが、水は広範囲に広がっていました。

警視庁によりますと、２６日午後３時前「道路が冠水している」と１１０番通報がありました。住宅街の道路から水がかなり激しくあふれています。

現場はＪＲ総武線の亀戸駅から、６００メートルほどの住宅街。通報から１時間以上たっても止まることがなく、あふれ出る水。東京消防庁によりますと、水道管の取り換え工事中にバルブが破損したということです。家のすぐ目の前まで水が来たという住民は。

近所の人「すごいもんですね。水があふれるというのは」

南北におよそ２００メートル、東西におよそ１００メートルにわたって起きた冠水。

近所の人「膝下くらいまで、ここくらいまでは。この辺一帯は通れなくなっていたと思います」

深いところでは膝下まで冠水したということです。

周辺で働く人「一階で仕事していたら道路がどんどん川みたいになってきた。慌てて表に出たらこうなっていました」

通報からおよそ１時間半。現場から水がくみ出される作業が行われています。水はほぼ止まり排水作業が始まりました。ただ周辺住民からは。

近所の人「（水道から）泥水が出ている。とりあえず今日はご飯は冷凍のものをチンして、あとはペットボトルと備蓄の水で何とかしようかなと」

東京消防庁によりますと、これまでにけが人などは出ていませんが、床下浸水が１軒起きているということです。