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聖火リレー「熊本県」復興への思いと共に

2021年5月6日 17:22

東京オリンピックの聖火リレーのいまを伝える「聖火いまココっ」。6日は熊本県を走っています。

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熊本県の聖火リレーは、去年7月の熊本豪雨で被災した人吉市からスタート。復興への思いとともにランナーたちが駆け抜けました。

続く水俣市では、熊本県内最高齢のランナー・94歳の堀田昭さんが登場。孫とひ孫の応援を背に走りきりました。中には、漁船が大漁旗をなびかせ、リレーをつなぐ場面もありました。

そして、1日目の最終ランナーを務めたのは、熊本県出身「news every.」の陣内貴美子キャスターです。PCR検査など感染対策を徹底し、ふるさと・八代市を走りました。

陣内貴美子キャスター「実は迷いました。私がここに来るのはどうなんだろうなと、すごく迷ったんですけど」「私が唯一、皆さんに恩返しができる場を与えてくださったことが、やっぱりここに来て聖火リレー、聖火ランナーを務めることだと思いました」「皆さんにつなぐことができて、本当にうれしく思います」

コロナ禍で闘う医療従事者や生活を制限し耐えている人々のコロナ収束への思いも一緒に走ったということです。

そして、迎えた2日目の6日。2016年の熊本地震で甚大な被害をうけた益城町からスタート。その後、聖火は同じく地震の被害を受けた南阿蘇村に到着。今年3月に開通したばかりの復興のシンボル・新阿蘇大橋をランナーが走り抜けます。

最終地点の熊本市では公道でのリレーを中止し、無観客の中、熊本城の周回コースで聖火リレーが行われる予定です。