【１５日の全国天気…梅雨入り早々大雨に】
梅雨前線が西から北上し、九州から中国四国地方では雨が降っています。九州北部、四国、中国地方は、向こう１週間もくもりや雨の日が多いとみられ、梅雨入りが発表されました。平年より２０日から２２日早く、四国は統計開始以来、最も早く、九州北部と中国地方は２番目に早い梅雨入りです。

梅雨前線に向かって湿った空気が流れ込んでいるため、九州には発達した雨雲がかかり、熊本県芦北町田浦では１時間に６６．５ミリの非常に激しい雨が降りました（５月として観測史上１位）。熊本県や鹿児島県では、２４時間で１５０ミリ以上の雨が降り、地盤の緩んでいる所があります。土砂災害や川の増水などに警戒が必要です。

一方、北日本から山陰にかけては、晴れ間の出た所が多く、日本海側はフェーン現象の影響で３０℃前後の暑さとなり、秋田県内でも真夏日となった所がありました。

■１時間の雨量
鹿児島県さつま町柏原　６６．５ミリ（５月として観測史上１位）
熊本県芦北町田浦　　　６６．５ミリ（５月として観測史上１位）
鹿児島県日置市東市来　５０．５ミリ
鹿児島県薩摩川内　　　４０．０ミリ
熊本県水俣　　　　　　４０．０ミリ

■今年初の真夏日
石川県七尾　　　　３１．４℃
新潟県長岡　　　　３１．２℃
富山県富山市八尾　３１．２℃
鳥取県境港　　　　３１．０℃
島根県松江　　　　３０．９℃
山形県鶴岡　　　　３０．７℃
石川県金沢　　　　３０．５℃
秋田県大館　　　　３０．４℃など

【１５日の関東天気…南部で蒸し暑く】
北部は雲の多い天気でしたが、南部は晴れ間が出ました。気温は南部を中心に２５℃を超え、湿度があまり下がらず、蒸し暑くなりました。

■最高気温（前日差）※午後３時まで
水戸　　　２２．８℃（－３　５月下旬）
宇都宮　　２３．７℃（－４　５月下旬）
前橋　　　２３．４℃（－８　平年並み）
熊谷　　　２６．８℃（－３　６月下旬）
東京都心　２６．４℃（±０　６月下旬）
千葉　　　２５．９℃（±０　６月下旬）
横浜　　　２７．０℃（＋１　７月上旬）

【１６日の全国天気…梅雨前線活発化　大雨に警戒】
梅雨前線が北陸から東北付近まで北上し、夜には前線上の低気圧が日本海に進みそうです。１６日は、西日本から北日本の広い範囲で雨が降るでしょう。前線や低気圧に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になり、西日本では激しく降る所がありそうです。特に九州では、１時間に５０ミリ以上の非常に激しい雨の降るおそれがあります。北陸や東北も、夜以降、雨の降り方が強まり、大雨となりそうです。

１６日夕方までの予想雨量は、九州北部で１００ミリ、中国地方は８０ミリとなっていて、１７日夕方にかけては、さらに九州北部で１００～２００ミリ、北陸・東北で１００～１５０ミリ、中国地方で５０～１００ミリの雨が予想されています。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水・はん濫に警戒が必要です。大雨シーズンに入ってきていますので、改めてハザードマップや防災グッズなどを確認しておきましょう。

■予想最低気温（前日差）
札幌　　　１１℃（＋２　６月上旬）
仙台　　　１５℃（＋３　６月中旬）
新潟　　　１８℃（＋５　６月中旬）
東京都心　１７℃（±０　６月上旬）
名古屋　　１７℃（－２　６月上旬）
大阪　　　２０℃（＋１　６月中旬）
広島　　　２０℃（±０　６月中旬）
高知　　　１９℃（＋１　６月中旬）
福岡　　　２３℃（＋２　７月上旬）

■予想最高気温（前日差）
札幌　　　１７℃（－６　平年並み）
仙台　　　２３℃（＋１　６月下旬）
新潟　　　２６℃（－４　７月上旬）
東京都心　２２℃（－４　５月上旬）
名古屋　　２２℃（－５　４月下旬）
大阪　　　２７℃（±０　６月上旬）
広島　　　２４℃（－１　平年並み）
高知　　　２４℃（±０　５月上旬）
福岡　　　２８℃（＋４　６月下旬）

【１６日の関東天気…梅雨の走り】
湿った空気が流れ込むため、雲に覆われるでしょう。午後は所々で雨が降りそうです。最高気温は２２℃前後と暑さは収まりますが、湿度が高く、ジメジメするでしょう。

■予想最低気温（前日差）
水戸　　　１６℃（－１　６月中旬）
宇都宮　　１６℃（－１　６月上旬）
前橋　　　１７℃（－１　６月中旬）
熊谷　　　１７℃（－１　６月上旬）
東京都心　１７℃（±０　６月上旬）
千葉　　　１８℃（±０　６月中旬）
横浜　　　１６℃（－２　５月下旬）

■予想最高気温（前日差）
水戸　　　２３℃（±０　６月上旬）
宇都宮　　２３℃（－１　５月下旬）
前橋　　　２１℃（－３　４月下旬）
熊谷　　　２２℃（－５　４月下旬）
東京都心　２２℃（－４　５月上旬）
千葉　　　２２℃（－４　平年並み）
横浜　　　２２℃（－５　平年並み）