九州南部付近を通って東へのびる梅雨前線の影響で、九州では、すでに激しい雨が降っています。熊本県水俣市全域などでは、避難指示の情報が発表されています。

熊本県内では２０日、山江村で５４ミリ、水俣市で１時間に４９ミリの激しい雨が降りました。

現在、水俣市、天草市、芦北町と津奈木町に土砂災害警戒情報が出されています。

また、水俣市全域と天草市の一部、芦北町と津奈木町に避難指示の情報が発表されました。

これは、５段階の「大雨警戒レベル」のうち危険性が２番目に高い「レベル４」の情報です。土砂災害に警戒が必要なエリアに住む人は全員、直ちに、避難所や安全な場所に避難してください。

この雨の影響で、去年の７月豪雨で被災した国道３号の佐敷トンネルが安全が確保できない恐れがあるとして全面通行止めになりました。また、熊本県内の鉄道の一部も運転を見合わせています。