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千葉県独自の感染対策クリアした店を認証へ

2021年5月20日 14:11

千葉県の熊谷知事は、県が定めた新型コロナウイルス感染防止対策の基準をクリアした飲食店への認証制度を、千葉市で開始すると発表しました。

千葉県の熊谷知事は、飲食店の感染防止対策と経済の両立を目指し「店内の二酸化炭素濃度1000ppm以下」や、「利用者の氏名・連絡先の記録」など県が定めた基準をクリアした飲食店を認証する、県独自の制度をスタートさせると発表しました。

まず、モデルケースとして千葉市の飲食店を対象とし、今月27日から申請を受け付け、担当者が実地調査をした上で、基準を満たした店舗に認証ステッカーを交付し、県のホームページに掲載するということです。

認証取得に向けて、新たにアクリル板などを購入する場合、最大30万円の補助金を出すほか、対策がとられているかを随時確認し、不十分だった場合は認証を取り消すとしています。

千葉市での検証を重ねた上で、認証を全県に拡大し、認証した店を時短営業の対象から外すことも検討しているということです。

熊谷知事は「認証制度によって、より安全なところで食事をしたいという人に、店選びの判断材料にしてもらいたい。今後も飲食店に一律自粛を要請するのは持続的ではなく、感染対策に取り組んでいる店がしっかり営業できるよう、この制度をはやく全県で実施していきたい」としています。