東京都の流行主体「変異株に置き換わった」
東京都は新型コロナの分析会議を開き、専門家からは、都内の流行の主体が感染力の強い変異株に置き換わり、感染者が再び増加に転じることへの強い警戒感を示しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「流行の主体が感染力の強い変異株に置き換わったと考えられます。新規の陽性者数は高い値が継続しておりまして、短期間で再び増加に転ずることへの警戒が必要と考えております」
都内では、感染力の強い「N501Y」変異株の陽性者の割合が、先月26日の週のおよそ68.3パーセントから、今月3日の週では、およそ74.9パーセントに上昇し、「流行の主体が変異株に置き換わったと考えられる」と分析されました。
また、インド株の感染者も新たに2人確認されました。感染者数は、前回のおよそ840人から704人に減少はしたものの、こうした変異株の影響や連休が終わり繁華街の人流も増えていることから、専門家は、短期間で感染者が再び増加する恐れがあると、強い警戒感が示されました。