新型コロナウイルスの感染拡大に伴う３度目の緊急事態宣言が出された東京都内で、新たに４２５人の感染が確認されました。また、感染力が強い変異株に１７４人が感染していたことも分かりました。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から１００歳以上までの４２５人で、都内の感染者は、２６日連続で前の週の同じ曜日の人数を上回っていて、増加傾向が続いています。

感染経路別では、家庭内感染が７６人で最も多く、次いで、職場内感染が３９人、施設内感染が３５人いました。大規模なクラスターが発生している葛飾区内の老人ホームでは、新たに８人の感染が確認され、この施設の感染者は少なくとも７５人に上ります。

一方、関西でまん延する「Ｎ５０１Ｙ」変異株に１７４人が感染していました。このうち感染経路が判明しているのは１７人で、２つの保育園で職員３人が、家庭内感染で７人が感染していました。

また、変異株クラスターが発生した老人ホームで、新たに入所者６人の感染が確認され、この施設の感染者は２６人となりました。

都内の変異株感染者は、１３６２人です。