モデルナ製とアストラゼネカ製 日本承認へ
モデルナ製とアストラゼネカ製の新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門家部会は、承認して差し支えないと判断しました。
田村厚生労働大臣「いずれのワクチンも承認して差し支えないという結論をいただきました。速やかに特例承認を行うことといたします。よりワクチン接種をスムーズに進められやすくなる」
20日夜、厚労省の部会は、アメリカのバイオ医薬品会社「モデルナ」とイギリスの大手製薬会社「アストラゼネカ」の新型コロナウイルスのワクチンについて、有効性、安全性を検討し、国内での製造販売を承認して差し支えないと判断しました。
厚生労働大臣による特例承認後、モデルナのワクチンは24日に始まる東京と大阪の大規模接種で使用される予定です。
モデルナのワクチンは、発症予防効果が94.1%で、イギリス型の変異ウイルスにもこれまで同様、有効との実験結果が発表されています。
一方、アストラゼネカのワクチンは、発症予防効果が70.4%などとされ、接種後、血栓ができる例がイギリスでは100万人あたり4人報告されていて、日本で接種対象を制限するか21日、専門家が検討します。