西日本中心に大雨 強風吹き荒れ横殴りの雨
梅雨前線や低気圧の影響で、西日本を中心に大雨となりました。27日朝、九州には発達した雨雲が流れ込み、熊本県あさぎり町・上では1時間に46ミリの激しい雨が降りました。
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午後になり、本格的な雨となった関東地方。神奈川県藤沢市の海岸では。一気に降った雨で砂浜にできた水たまり。この悪天候の中、サーフィンを楽しむ人たちもいます。
横浜市でも強い雨が。27日の日本列島は、梅雨前線や低気圧の影響で広い範囲で雨となりました。
朝方、激しい雨となった九州南部。熊本県の人吉市などを流れる球磨川の支流、胸川では、うねるように川の水が勢いよく流れています。
熊本県、あさぎり町上では1時間に46ミリの激しい雨を観測。また、球磨川では一時、警戒レベル3に相当する「氾濫警戒情報」が出されましたが、解除されています。
鹿児島県でも、未明から朝にかけ激しい雨が。視界が悪いためか、行き交う車はヘッドライトをつけて走行していました。伊佐市大口では、1時間の雨量が5月の観測史上最大となる54.5ミリの雨を観測。
種子島の北部にある西之表市では、激しい雨とともに強風が吹き荒れ、横殴りの雨に。屋久島でも午前中激しい雨となりました。九州などに大雨を降らせた雨雲は、徐々に東に進み和歌山県でも強い雨に。
静岡市の山間部でも、雨が音を立てて地面を打ち付け川の水量も増えていました。大雨が降った場所では地盤が緩んでいる可能性があり、土砂災害などに注意が必要です。