エアコン不具合注意 夏本番前に運転確認を
10日も朝から日差しが強く、東京は3日連続の真夏日となりました。こうした中、自宅で過ごす時間が増えたことでエアコンが長時間使用となり、不具合が生じる可能性があると、メーカーが注意を呼びかけました。
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正午過ぎ、ギッラギラの日差しのもと、海と格闘する釣り人たち。
「離れたら、魚つれたら逃がしちゃうので。ずっといないと、この暑い中に」
その場から離れず、ひたすら暑さに耐え続けるも、魚も夏バテ気味なのか…。
「暑いですね。魚もいないですよ」
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広く高気圧に覆われ、“真夏の暑さ”となった日本列島。大分県日田市は、全国1位の最高気温34.9℃を観測。
「暑いね、暑いんですよ」
そして、10日は…。帯広で最高気温30.3℃を観測するなど、北海道でも今年初めての真夏日が続出しました。
東京都心では、最高気温30.7℃を観測。これで3日連続の真夏日に。
東京消防庁などによりますと、午前11時半ごろ、墨田区の中学校で、体育祭の練習をしていた生徒9人が体調不良を訴え、うち4人が病院に搬送されました。9人は、いずれも熱中症の疑いがあるということです。
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11日も広く真夏日が予想される中、増えているのが、エアコン取り付けの依頼です。
生井デンキ・生井慶人さん「(ここ数日)見積もりが7~8件くらいは来てますね。1週間くらい先までは入っています、スケジュールが」
“コロナ禍”で在宅時間が増えると同時に、稼働時間が増えるエアコン。
空調メーカー「ダイキン工業」の調査では、去年12月からの3か月間、週3日以上、在宅勤務をした人のエアコンの平均使用時間は1.8倍に。ほぼ2シーズン分稼働したことになります。
特に、長年経過したエアコンは、負荷が増したことで部品に不具合が生じている可能性もあり、夏本番前の早めの運転確認が重要だということです。