脱線LRT車両のドラレコ映像を公開 宇都宮市
今月19日、栃木県宇都宮市などが整備を進めている次世代型路面電車LRTの車両が試運転中に脱線した事故で、宇都宮市は25日、脱線した車両に搭載されていたドライブレコーダーの映像を公開しました。
この事故は今月19日、宇都宮駅東口停留場付近で、3両編成のLRTの車両がカーブを曲がりきれず脱線したもので、ケガ人などはいませんでした。
映像には、上下線の乗り換えのためのポイントを通過した後、右カーブに差し掛かった直後にそのまま直進してしまう映像が映っています。
事故後、専門家による現場や車両の検証が行われていますが、25日からは車両の横ぶれや速度の影響を調べるため、振動加速度計などを車両に載せて走行調査が行われています。
宇都宮市はさらに詳しいデータを集めて事故の原因を究明する方針ですが、来年8月予定の開業に遅れはないとしています。