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“第7波”新型コロナ感染急拡大 3年ぶり開催予定の花火大会や夏祭りは…

2022年7月15日 19:25
“第7波”新型コロナ感染急拡大 3年ぶり開催予定の花火大会や夏祭りは…

東京都は15日、新たに1万9059人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。感染が急拡大する中、この夏に3年ぶりに開催する予定のイベントも、予想外の事態に直面しています。

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政府は15日午前、新型コロナウイルス対策本部の会合を開きました。

岸田首相
「新たな行動制限は現時点では考えておりません。その一方で、社会経済活動と感染拡大防止の両立を維持するため、世代ごとにメリハリの利いた対策をさらに徹底してまいります」

岸田首相は、改めて「行動制限は求めない」と述べました。

その上で会合では、新型コロナワクチンの4回目接種の対象範囲を医療従事者と高齢者施設のスタッフにも拡大し、来週以降に接種を進める方針などを決定しました。

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“第7波”と呼ばれる急激な感染再拡大が続いています。東京都では新たに1万9059人の新規感染者が確認されました。4日連続で1万人を超え、28日連続で前の週の同じ曜日の人数を上回っています。

全国でも感染が拡大しています。NNNがまとめた全国の新規感染者数は、13日が9万4493人、14日が9万7788人と、2日連続で9万人を超える感染者が確認されています。

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各地でさまざまな影響も出始めています。

約1万5000発が打ち上げられる「関門海峡花火大会」は山口県下関市と福岡県北九州市で行われる日本有数の花火大会ですが、感染拡大の影響で2020年と2021年は中止になりました。

行動制限がないこの夏、関門海峡花火大会は3年ぶりに開催されます。しかし、予想外の事態に陥っています。

関門海峡花火大会 井上博臣大会長
「なかなかボランティアが集まっていない現状がある」

下関側では例年、約200人の学生がボランティアスタッフとして参加していますが、今年はまだ半分の100人にも達していないといいます。

井上博臣大会長
「大学生も先輩から引き継いで『ボランティアに行こうぜ』という流れがあって、経験している大学生が2年間中止のため(あまり)いない状態」

地元の大学側も、学生に積極的にボランティア参加を呼び掛けることは難しいということです。実行委員会は、直前までインターネットなどでの募集を行うとしています。

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一方、東京・台東区のかっぱ橋にある道具店でも、異変が起きています。日本テレビが案内してもらったのは、レンタル用品を置いている倉庫です。

藤田道具 藤田雅博社長
「これは、かき氷機。『夏のイベントに使いたいから』という方が非常に多くて、(在庫を)増やしました」

夏のお祭りやイベント向けのレンタルの注文が急増し、昨年の2倍以上になったため、かき氷機や鉄板焼きなどの在庫を大幅に増やしたといいます。

しかし、感染者の急増に伴って――

藤田社長
「コロナ感染者の急増に伴い、キャンセルが増えてきています」

キャンセルの連絡が少しずつ入り始めているということです。

藤田雅博社長
「(お祭りなどが中止の場合)子供たちが一番かわいそう。お祭りを楽しみにしていると思うので、それがなくなっちゃうと、さみしい。残念」

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一方、沖縄県名護市では、船を使った沖縄県の伝統的なレースが3年ぶりに開催される予定でした。しかし、開催条件だった80チーム以上の参加を大きく下回る20チームしか申し込みがなく、大会は中止となりました。

全島ハーリー大会実行委員会事務局 仲村和樹さん
「(接種証明などの)証明を提示していただくという新たな条件が、参加するチームの皆さんからすると『厳しかった』と(聞いている)」

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