ゴーン被告“逃亡”手助け“親子と親戚”
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告を国外逃亡させた罪に問われているアメリカ人親子の初公判が14日に行われ、2人は起訴内容を認めました。
元アメリカ軍特殊部隊員のマイケル・テイラー被告と息子のピーター被告は2019年、保釈中のゴーン被告を大型の箱の中に隠し関西国際空港からプライベートジェットで国外逃亡させた罪に問われています。
14日の初公判で2人は起訴内容を認め、弁護側は「背景としてゴーン被告と2人が親戚であることが一因であった」と説明しました。
一方、検察側はマイケル被告の供述調書を読み上げ、「脱出方法として飛行機と船を提案したが、ゴーン被告は時間のかからない空路を望んだ」とし、飛行機に乗ったゴーン被告の様子については、「『これで記者会見を開ける。日産にはめられた』と話し、急に態度が横柄になったと感じた」と述べました。