ゴーン被告を逃亡させた罪 親子の初公判
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告を、国外逃亡させた罪に問われているアメリカ人親子の初公判が始まりました。
2人は黒色のスーツに白色のワイシャツを着て、落ち着いた様子で入廷しました。2人は起訴状に間違いがあるか聞かれると「ありません」と答え、起訴内容を認めました。
現在は、検察官による冒頭陳述の読み上げが続けられ、2人は左耳に同時通訳の機械をつけて聞いています。
元アメリカ軍特殊部隊員のマイケル・テイラー被告と、息子のピーター被告は2019年12月、保釈中のゴーン被告を荷物の中に隠すなどして、関西国際空港から国外逃亡させた罪に問われています。
14日午後から始まった裁判で、裁判長から「起訴状に間違いがありますか」と聞かれると、マイケル被告は一度「間違いがあります」と答えましたが、その後、弁護団と協議をして「間違いありません」と答え、起訴内容を認めました。
また、息子のピーター被告も起訴内容を認め、弁護側は、事件への関与の度合いについて、「息子のピーター被告の方が従属的だった」などと主張しました。
現在、法廷では検察側の冒頭陳述の読み上げが続けられています。