プレイブック最新版 重大違反は国外退去も
東京オリンピック・パラリンピックの選手向けに新型コロナウイルス感染防止の行動規則をまとめたプレイブックの最新版が公表され、重大な違反があった場合に、国外退去などの厳しい制裁を科すことなどが明記されました。
公開された最新版では、新型コロナ対策のため入国後14日間の行動管理がより強化され、違反した場合、「金銭制裁」「アクレディの剥奪」「国外退去」などの制裁措置が明記されました。IOC側は「制裁については懲戒委員会が判断する」とした上で「違反が起こらないことを期待する」としています。
また、選手が毎日行う唾液による抗原定量検査は12時間で判定し、陽性の場合は鼻咽頭のPCR検査を実施するとしていて、複数の検査により、「偽陽性」で競技に参加できない事態を防ぐ狙いです。一方、不正を防ぐために抜き打ち検査の実施も検討しているということです。
また、15日の発表では、国内外のメディア関係者の7割から8割の人がワクチンを接種して参加することも明らかになりました。