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酒OKも「条件アリ」で…飲食店の工夫は

2021年6月23日 10:50
酒OKも「条件アリ」で…飲食店の工夫は

緊急事態宣言が解除された東京は22日、条件付きで酒提供が解禁され2日目を迎えました。飲食店では半額の商品に注文が殺到。ビアガーデンでは飲み放題の30分短縮などの対応を取っていました。客の満足度を下げないよう、店側は知恵を絞っています。

■飲食店「メガ」に注文殺到のワケは

条件付きで酒の提供が解禁された2日目の22日。午後5時すぎ、都内の飲食店を訪ねました。店員が「お待たせしました。こちら、緑茶とメガハイボールです」と飲み物を運んできました。

注文が殺到していたのは、「メガハイボール」や「メガサワー」でした。緊急事態宣言から「まん延防止等重点措置」に移行した21日から、期間限定で、通常価格のほぼ半額で提供を始めました。メガハイボールを飲んだ客は「いいですね、やっぱ」と笑顔でした。

――メガ(の注文)入っていますか?

店員
「入ってますね。飲みたいんでしょうね、やっぱり」

――通常より多いですか?
「そうですね、多いです」

メガハイボールを飲んでいた男性客に聞きました。

――居酒屋で飲むのは、どれくらいぶりですか?
「久しぶりすぎて、何か月とか、そういう感じじゃないですかね。お店で飲むと、いいですね。時間的に足りなかったら次の店に行くとか、そういう感じ…あ、今できないですね」

酒提供のルールの夜7時まで、あと約1時間でした。店をはしごするのも難しそうです。

――今日、「メガ」はどうでしたか?

飲食店課長
「ほとんどの方にご注文いただきました。先週の同じ曜日と比べて2倍くらいになりましたね。手探りではあるんですが、目の前のご来店いただいた方に笑顔で楽しんでいただけるように、うまい寿司とお酒を提供できたら」

■酒OKも90分…「飲み放題」変更も

一方、21日にオープンしたばかりの都内のビアガーデンでは、生ハムメロンや子羊のローストといった料理にも影響が出ています。

佐藤梨那アナウンサー
「120分のコースを90分に短縮して、お酒や料理を提供しています」

酒提供のルールとして滞在時間が90分とされているため、それに合わせて時間を変更。さらに客は2人まで、1日15組限定と、条件を守ることで、出だしから異例の営業を強いられています。

佐藤アナウンサー
「30分短縮で、客に満足してもらう上でどういったところが不安ですか?」

店長
「次々料理が出てくる印象になるのかなと。最初のところで2つ、3つ同時に出したりということをやっているので、満足度が下がっているのかなという不安はありますね」

佐藤アナウンサー
「そういった不安がある中で今後、どう営業を続けたいですか?」

店長
「サービス面で満足いただけるようにスタッフと連携してフォローしていって、満足度を上げていきたいなと思っています」

(6月22日『news zero』より)

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