陛下が基調講演 水と災害に関する特別会合
天皇陛下は国連の「水と災害に関する特別会合」にオンラインで参加し、即位後初めて基調講演されました。
水の研究をライフワークとする天皇陛下は、アメリカの国連本部で行われたこの会合で、これまでに2回、基調講演されています。
5回目の今回は、72か国、およそ500人が参加し、新型コロナ後の世界を、いかにより良く築いていくかをテーマにオンラインで行われ、陛下は過去の教訓を生かす大切さとともに、未来への希望を語られました。
「科学技術の英知を傾け、人々の絆を強め、連帯を深めることで、人類はこの未曾有(みぞう)の困難を乗り越えることができると信じています」
そして最後に、「誰一人取り残されることなく、健康で幸せな毎日を享受できる社会の構築に向けて、私も皆さんと一緒に努力を続けていきたいと思います」と締めくくられました。