天皇陛下 皇居にある水田で「お田植え」
天皇陛下は、26日、皇居にある水田で「お田植え」を行われました。
天皇陛下は、26日午前、皇居の水田を訪れ、自ら「種もみ」をまいたウルチ米のニホンマサリと、モチ米のマンゲツモチの2種類の苗を植えられました。
陛下は長靴を履いて水田に入り、腰をかがめて、しっかりと根がつくように丁寧に苗を植えられていました。皇居での稲作は昭和天皇が始めた恒例行事で、陛下は即位後3回目の「お田植え」です。
側近によりますと、陛下は、農耕文化の中心である稲作を大切に思い、新型コロナウイルスの感染拡大による農業従事者の苦労を案じながら、大きな災害が起こらないことを願って取り組まれているということです。育った稲は例年9月に収穫され、宮中祭祀などに使われます。