新型コロナウイルスのワクチンについて、国から自治体への供給が滞っている問題をめぐり、大阪府の吉村洋文知事が、河野ワクチン接種担当相に対し、都市部への優先供給を要望しました。

大阪府の吉村知事は２日朝、河野担当相と面会し、ワクチン接種に関する要望書を手渡しました。

吉村知事「ワクチン接種重点地域というようなものを指定して、できるだけ早く供給していくことが国家的に必要ではないか」

要望書は、都市部を念頭に、周辺の府県に感染拡大が波及しやすい地域などに集中的にワクチンを供給するよう求めています。

大阪府によりますと、国からのワクチン供給量は来週以降、希望の半数あまりにとどまる見通しで、吉村知事は、戦略的な分配を求める考えを示していました。

午後には、菅首相と面会する予定です。