吉村知事“宣言”要請すべき あす対策会議
大阪府の吉村知事は、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないとして、「緊急事態宣言の発出を国に要請するべき」と述べました。20日、対策本部会議を開き、正式に決定する見通しです。
大阪府では、感染者数が少なくなる傾向にある18日(日)に、過去最多となる1220人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、重症病床の運用率は98.4%と、非常にひっ迫しています。
吉村知事は、「まん延防止等重点措置の適用から2週間たっても、感染拡大を抑えられていない」として、国に対し、3度目となる「緊急事態宣言の発出を要請するべき」との考えを示しました。
吉村洋文知事「(“まん延防止”適用から)2週間たった現在も、感染が厳しい状況が続いている。危機的な医療の状況をあわせて考えたときに、人の動きを大きく止めるような、より強い内容の緊急事態宣言が必要」
吉村知事は、19日夕方、兵庫県と京都府の知事と協議したうえで、20日、大阪府の対策本部会議を開き、正式に決定する見通しです。