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土日も梅雨前線停滞 大雨への警戒続く

2021年7月2日 18:09
土日も梅雨前線停滞 大雨への警戒続く

■2日間でこの1か月分の雨が降ったところも

東日本や西日本の太平洋側を中心に活発な雨雲がかかり、各地で雨が強まっています。

2日午後4時40分現在、西日本から関東の各地で、発達した雨雲がみられます。静岡県など、中には降り始めからの2日間で、この時期の1か月分に相当する雨量が降ったところもあります。

また、2日午後4時40分現在、土砂災害の危険度分布・キキクルでは、愛知県から神奈川、千葉などに、「警戒」を表す赤の表示が出ていて、伊豆半島には「極めて危険」を表す濃い紫の表示も出ています。

この濃い紫の「極めて危険」は、命に危険が及ぶような土砂災害がすでに発生していてもおかしくないという状況です。

土砂災害警戒情報や、自治体から発表される避難情報にも注意し、危険を感じたら「即避難」、避難が難しい場合は家の中で「垂直避難」するなど、身の安全を確保してください。

■今後の雨の降り方は

2日夜から3日にかけても、東海や関東南部で雨が降り続き、3日未明から昼頃にかけては関東で活発な雨雲が発生するおそれがあます。

太平洋側の雨は3日夕方には次第に弱まる見込みですが、今度は九州北部や中国地方で雨が強まる可能性があります。

3日夕方までに予想される雨量は、多いところで、東海で200ミリ、関東甲信、近畿で120ミリとなっています。

■土曜以降も大雨警戒続く

3日にかけて、関東から九州北部に梅雨前線が停滞しますが、4日になると、西日本の前線が日本海に盛り上がってきます。ここに低気圧も発生し、暖かく湿った空気が流れ込むため、梅雨前線が活発化し、山陰や北陸などでも大雨となるおそれがあります。

まだ梅雨前線の停滞が続きますので、引き続き、気象情報や自治体から発表される避難情報をこまめに確認し、大雨に警戒してください。