東北電、女川原発2号機の原子炉止め点検へ 発電再開を延期
東日本大震災以降初めて原子炉を起動し、発電再開の準備を進めていた宮城県の女川原発2号機について、東北電力は、中性子を測る機械の不具合が起きたため、原子炉を止めて点検を行うと発表しました。
東北電力・女川原発2号機は先月29日、震災以降ストップしていた原子炉を13年7か月ぶりに起動させ、核分裂反応が安定する「臨界」の状態までの確認を進めていました。
しかし、原子炉内の中性子を測る機械が動かなくなったため、3日から行う予定だった発電再開を延期し、原子炉を止めた点検を行うことを発表しました。
現時点で、放射性物質の漏えいなどはないということです。
東北電力は、本格的な送電開始を「12月中」としていましたが、今回の不具合の原因を調査をしたうえで、送電開始の時期をあらためて判断するとしています。