能登でM7.6の地震 大津波警報は“津波”に切り替え
1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の大きな地震があり、石川県で震度7を観測しました。この地震で気象庁は石川県能登地方に大津波警報を出していましたが、1日午後8時30分、津波警報に切り替えました。
気象庁によりますと、この地震で震度7を石川県の志賀町で観測したほか、七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町で震度6強を観測、長岡市、中能登町、能登町で震度6弱を観測し、北海道から九州地方にかけての広い範囲で震度6強から1を観測しました。
この地震で、気象庁は石川県能登地方に大津波警報を発表したほか、山形県から兵庫県の日本海側に津波注意報を出していましたが、午後8時30分に石川県能登地方に出していた大津波警報を津波警報に切り替えました。
現在、津波警報が出ているのは、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、兵庫県です。
また、気象庁によりますと、午後8時30分までに、石川・輪島港は1.2メートルの津波が観測されたあと、何らかの理由で観測データが入ってきてないということです。
このほかに、北海道、青森県、山形県など日本海側の広範囲で津波が観測されています。
気象庁は会見で、津波は繰り返し襲ってくるため津波警報、注意報が解除されるまで安全な場所から離れないよう呼びかけました。
また、今後1週間程度は最大震度7程度の地震に注意し、特に2日から3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くあるため引き続き警戒してほしいということです。
石川県能登地方では、2020年12月から地震活動が活発となっていて、去年5月には能登半島沖を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、最大震度6強の揺れを観測しました。