石川県で震度7 能登地方に大津波警報 気象庁、今後1週間程度は最大震度7程度の地震に注意呼びかけ
1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の大きな地震があり石川県で震度7を観測しました。
この地震で気象庁は石川県能登地方に大津波警報、新潟県、富山県、石川県、山形県、福井県、兵庫県の沿岸に津波警報を発表しています。
気象庁によりますと、この地震で震度7を石川県の志賀町で観測したほか、七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町で震度6強を観測、長岡市、中能登町、能登町で震度6弱を観測し、北海道から九州地方にかけての広い範囲で震度6強から1を観測しました。
各地で津波が観測されています。午後5時24分までに大津波警報が発表されている石川・七尾港では第1波を観測しましたが現在も津波を観測しているということです。
このほか、石川・輪島港では1.2メートル以上、富山では0.8メートル、石川金沢では0.4メートルの津波を観測しています。
また、北海道、青森県、山形県など日本海側の広範囲で津波が観測されています。
気象庁はさきほど会見で、津波は繰り返し襲ってくるため大津波警報、津波警報、注意報が解除されるまで安全な場所から離れないよう呼びかけました。
また、1日午後6時10分までに、震度7が1回、震度5強が3回、震度5弱が3回を観測する地震が発生するなど地震が続いています。
気象庁は今後1週間程度は最大震度7程度の地震に注意し、特に2日から3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くあるため引き続き警戒してほしいということです。
石川県能登地方では、2020年12月から地震活動が活発となっていて、去年5月には能登半島沖を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、最大震度6強の揺れを観測しました。
きょうの地震は一連の地震活動で最大規模となります。