韓国女性DJ“性被害” フェス主催会社が刑事告発 SNS“二次被害”に対応も…
韓国の人気DJの女性が大阪で行われた音楽イベントで、性被害にあったと告白した問題。観客に胸などを触られるわいせつな被害を受けたとして、イベントを主催した会社が21日に警察に刑事告発しました。
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真夏の1ページを彩る野外音楽イベント。その熱狂の裏で起きていたのが、出演アーティストの“わいせつ被害”です。
「私の胸を触ってくるというセクハラを受けました」と被害を訴えたのは、韓国出身のDJ SODAさんです。8月13日の公演の終盤で、ステージを降りて観客席に近づき、ファンサービスを行う中、複数の観客から胸などを触られる被害を受けたと自身のSNSで訴えていました。
会場の最前列にいた観客
「『わっ、降りてきた』と反応でみんな前のめりになった。SODAさんの動きが止まったような瞬間があったので、たぶんそこで何かあったのかな」
SODAさんは自身のSNSに「あまりにも大きな衝撃を受けて未だに怖くて手が震えています…」と投稿しています。
21日、この問題をめぐり大きな動きがありました。イベントの主催会社が警察に刑事告発したのです。
TryHard Japan 大付楽洋代表
「こういう事件が起きて、誠に遺憾と思ってます。しっかり対応しなければ、もしかしたら違うイベントも、同じような事件が起きるんじゃないか。性犯罪を絶対許せないという理由で、今回、真摯に真剣に向き合うことになりました」
会見では、告発の経緯が明かされました。容疑者を特定しないまま、男女2人を不同意わいせつ、男性1人を暴行の疑いで告発したということです。
TryHard Japan 大付楽洋代表
「犯罪行為を、我々は主催者として追及していきたい」
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一方、SODAさんをめぐっては、今回の被害について、「そんな格好しているからでは?」「危機感がなさ過ぎ」といった、本人を責めるようなSNS上での書き込みが散見されています。これについて、主催会社は“許されない”と強く批判し、必要な対応をとっていくことを明らかにしました。
TryHard Japan 平岡陽一取締役
「SODAさんへの不当な誹謗中傷であり、差別的言論に当たるものもあります。SODAさんの服装や国籍などに非はありません」
また、警備態勢についても検証をすすめ、今後のイベントで改善していくということです。
警察は告発状を受理し、本格的な捜査に乗り出す方針です。