国交省統計書き換え「復元に必要な手法決定」有識者会議
国土交通省が建設業の基幹統計を書き換え二重計上していた問題で、統計の復元について検討を行ってきた有識者会議は、復元に必要な手法を決定したと発表しました。
国土交通省で不適切な処理がなされた統計を復元するための外部の有識者による検討会議は、これまで、復元に必要な推計手法について議論してきました。
座長を務める青山学院大学の美添泰人名誉教授は27日に行われた3回目の会議で、統計の専門家などの委員からあがった複数の案の中からひとつに決定し、詳細については来月公表すると発表しました。
美添教授は「複雑性が一番少ないものであれば、今後もエラーが起こる可能性が極めて低い」とし、決定した手法に「かなり自信を持っている」と話しました。
また、同時に行われている再発防止策の検討会議では、統計部門の職員の研修強化や、間違いに気づいたときに相談しやすい環境づくりが必要だという有識者からのアドバイスを受け、最終的な再発防止策の検討を進めています。