三重県を訪れていた秋篠宮ご夫妻は21日、伊勢神宮を参拝されました。ご夫妻そろって地方を訪問されるのは、2年3か月ぶりです。代替わりに伴う行事として参拝されたもので、秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の「皇嗣」となったことを報告されました。

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東京から伊勢神宮まで休憩を挟んで8時間以上、異例となる車での移動をされてから1日。21日午前9時半ごろ、長旅の疲れを感じさせず、モーニング姿であらわれた秋篠宮さまと、白い参拝服に身を包んだ秋篠宮妃紀子さまは、伊勢神宮の外宮を参拝されました。ご夫妻そろって地方を訪問されるのは、2年3か月ぶりです。

その後、雨が降るなか、内宮へと移動されたご夫妻。伊勢神宮の内宮前の沿道には、秋篠宮ご夫妻の姿を一目見ようと多くの人が集まっていました。本来、2020年4月に参拝される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期されていました。

集まった人からは「見られてよかったです。本当に。もう一生の思い出として、焼き付けておきました」「とてもお上品だよね。さすがですね、良かったです」といった声が聞かれました。

今から32年前の1990年7月、結婚報告のため初めてお二人そろって参拝された伊勢神宮。その内宮には、皇室の祖先とされる天照大神がまつられています。

今回の参拝は代替わりに伴うもので、秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の皇嗣となり、2020年11月に「立皇嗣の礼」を終えたことを報告されました。

大粒の雨が降っていましたが、沿道には傘を差してご夫妻を見送る多くの人がいました。

伊勢神宮をあとにし、奈良・橿原市に移動された秋篠宮ご夫妻。22日には、初代天皇とされる神武天皇陵を参拝されます。