鹿児島・桜島が噴火 大きな噴石が火口から約2.5キロ先まで…
鹿児島県の桜島で午後8時5分ごろ発生した爆発的な噴火で、大きな噴石が火口からおよそ2.5キロまで達しました。気象庁は居住地域でも避難が必要として、5段階の噴火警戒レベルを最も上のレベル5に引き上げて、自治体からの避難情報に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、桜島の南岳山頂火口では午後8時5分に爆発が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が、火口からおよそ2.5キロまで達したということです。
このため、5段階の噴火警戒レベルをレベル3の入山規制から、最も上のランクで居住地域でも避難が必要なレベル5に引き上げました。
気象庁は、桜島の南岳山頂火口、および昭和火口から概ね3キロ以内の居住地域、有村町、および古里町の一部では、大きな噴石に厳重な警戒を呼びかけていて、自治体の避難情報に従って危険な居住地域から避難するよう呼びかけています。
また、2キロの範囲では火砕流にも警戒が必要です。
桜島の噴火警戒レベルが5に引き上げられたのは、2007年に桜島で噴火警戒レベルの運用が始まってから初めてのことです。