熱海土石流 20人程度安否不明…捜索続く
静岡県熱海市で大規模な土石流が発生し、住民20人程度が巻き込まれ捜索活動が続いています。
静岡県によりますと、3日午前10時半ごろ、熱海市伊豆山の逢初川で大規模な土石流が発生しました。県によりますと、川沿いの家がのみ込まれ、20人程度が巻き込まれたもようで確認を急いでいます。
熱海市消防によりますと、現場で15歳の少年が搬送され、軽傷だということです。また、土石流に巻き込まれたとみられる2人が逢初川河口で見つかり、ともに心肺停止。
取材班が土砂崩れが起きた現場近くに入りましたが、押しつぶされた建物や車が流れ込んできていて、周辺には傾いた家も確認できました。現場で消防や警察が泥まみれになりながら救出活動にあたっているもようです。
現在、熱海市は土砂災害が発生する恐れが極めて高くなったとして、市内全域に警戒レベル5の「緊急安全確保」を発表しています。
また、自衛隊は静岡県の川勝知事からの派遣要請を受け、御殿場市にある陸上自衛隊・板妻駐屯地の隊員30人を土石流現場に派遣しました。今後、行方不明者の捜索にあたるということです。