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“盛り土周辺に産廃放置”所有者に撤去指導

2021年7月7日 18:10
“盛り土周辺に産廃放置”所有者に撤去指導

静岡県熱海市で土石流が発生し、盛り土があった場所が崩落したことに関して、盛り土の周辺に産業廃棄物が現在も放置されているとして、県や市が土地の所有者に対し、撤去するよう指導を続けていたことがわかりました。

静岡県によりますと、2008年ごろ、神奈川県内の不動産会社が熱海市内の解体現場で発生した産業廃棄物を、今回崩落した盛り土の西側100メートルの場所に持ち込み、県と市が指導に入ったところ、崩落した盛り土部分にもコンクリートを砕いたような廃棄物が確認されたということです。

盛り土部分の廃棄物については2010年11月に不動産会社が撤去しましたが、盛り土の西側100メートルに放置された産業廃棄物については撤去されず、県と市が現在の土地の所有者に撤去するよう指導を続けていたことが新たにわかりました。

これについて、現在の土地の所有者の代理人弁護士は、指導については「聞いていない」とし、土地を所有してから整地や盛り土は一切していないなどと話しています。

県などは崩落した盛り土部分を含め、土地の管理が適切だったか詳しく調べています。

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