大分市の小学校の中で、１頭のイノシシが逃げ回りました。地元猟友会などが網を手に必死で追いかけましたが、危険なイノシシに立ち向かったのは人間だけではなく…。

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「そっちいったぞー！」
「向こういった、向こういった」

カメラが、大分市の小学校の中で逃げ回る１頭のイノシシをとらえました。警察によりますと、１４日午前６時ごろ通報がありました。走りすぎて疲れたのか、茂みの中で横たわり、荒い息づかいで休む場面もありました。

地元猟友会などが網を手に必死で追いかけ、午前７時４０分ごろ、仕掛けたネットでなんとかイノシシを捕獲しました。体長およそ１ｍで体重３５キロほどだといいます。

大分市猟友会の藍沢忠生さん
「危ないですよ。牙がありましたからね」

そんな危険なイノシシに立ち向かったのは人間だけではなく、犬がイノシシを追い詰めたおかげで捕まえることができたといいます。

大分市猟友会の藍沢忠生さん
「犬もいれましてワンワン吠えて、とうとう追い詰めて、網にかかりました」

捕獲されたイノシシはその後、殺処分されました。

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小学校には幼稚園も併設されていますが、児童と園児の保護者には自宅待機を求める連絡をしていて、ケガ人はいなかったということです。