ウガンダ選手1人が行方不明 大阪で合宿中
オリンピックに向けて大阪府泉佐野市で合宿しているアフリカのウガンダ選手団の選手1人が、行方不明になっていることが分かりました。定期的に行われているPCR検査を受けていなかったため、市の職員がホテルの部屋を訪ねたところ、姿がなかったということです。
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開会式直前に起きた“異例の事態”。
大阪府泉佐野市によりますと、オリンピックに向けて合宿をしていたアフリカのウガンダ選手団、ウエイトリフティングのジュリアス・セチトレコ選手(20)の行方がわからなくなったということです。
セチトレコ選手については、16日正午すぎ、PCR検査が行われていなかったことから泉佐野市の職員が滞在先のホテルの部屋を訪ねたところ、その姿がなかったといいます。
チームメイトがホテル内にいたセチトレコ選手を最後に目撃したのは、16日未明のことだったということです。
ウガンダ選手団が来日したのは6月19日のこと。選手ら9人が成田空港に到着しましたが、この時、抗原検査で1人の陽性が確認されました。
濃厚接触者となった残る8人は泉佐野市に移動し、ホテル内で待機に。6月23日には新たに20代のメンバーの感染が確認されていました。
その後、先週水曜日(7日)から練習を開始していたウガンダの選手団。
そして、オリンピックの開会式まであと1週間となった16日、セチトレコ選手(20)の行方がわからなくなったのです。
荷物は持っておらず、悩みを抱えている様子もなかったというセチトレコ選手(20)。オリンピック出場選手に何があったのか。泉佐野市は警察に通報するなどし、セチトレコ選手の行方を捜しています。