新・東京高検検事長 甲斐行夫氏が就任会見
法務検察のナンバー2にあたる東京高検の新しい検事長に就任した甲斐行夫氏が記者会見を行い、抱負を語りました。
甲斐行夫氏(61)「国民の安全・安心を守ることができるよう、警察その他の関係機関と協力し、検察の理念に則り、厳正公平、不偏不党を旨として真摯(しんし)に努力してまいる所存です」
新たに東京高検検事長に就任した甲斐行夫氏は、これまで法務省刑事局に長く在籍したほか、最高検の刑事部長や東京地検のトップの検事正などを歴任しました。
20日の会見で、甲斐氏は、「情報通信技術の発展に伴う先端犯罪などの増加や児童虐待など、多くの課題に取り組まなければならない」とした上で、「熱意を持って国民のために職務に取り組む組織にしたい」と抱負を語りました。
また、間近に迫った東京オリンピック・パラリンピックについては、「警察と連携をとり、不法事案に迅速に対応する」と述べました。