韓国メディアは、北朝鮮の朝鮮労働党に金正恩総書記に次ぐナンバー２の「第１書記」のポストが新設されたと報じました。

韓国・聯合ニュースによりますと、北朝鮮は今年１月に開催した朝鮮労働党の党大会で党の規約を改正し、「総書記」の下に「第１書記」のポストを新たに設置したということです。「第１書記」は２０１２年からの４年間、金正恩総書記が使用していた肩書です。

聯合ニュースは、「第１書記」のポストには趙甬元（チョ・ヨンウォン）氏が就任した可能性が高く、金総書記の負担を減らし、役割を分担する目的があると分析しています。

一方で、まだ空席の可能性もあり、金総書記の妹・与正氏がいずれ就任するためのポストとの見方もあると伝えています。

韓国・統一省は「規約改正の全文は公開されていない」として、「評価することは難しい」との立場を示しています。

■写真：「労働新聞」より
　　　　金与正氏（左端）、趙甬元氏（左から２番目）