金正恩総書記、住宅建設工事の現場を視察
北朝鮮の金正恩総書記が、平壌の川沿いに建設中の住宅建設工事の現場を視察しました。先月から住宅建設の視察が続いていて、市民生活の向上に取り組む姿勢を強調する狙いがあるものとみられます。
1日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、金正恩総書記が平壌の普通江(ポトンガン)沿いで進められている新たな段々式住宅建設の現場を視察したと伝えました。金総書記は、重要な建設で自身が「常に関心をもって直接工事を指導する」とした上で、「施工過程で厳格な監督を行って資材を極力節約」するよう要求しました。
金総書記がこの場所を視察する様子は、弾道ミサイルが発射された翌日の先月26日にも伝えられているほか、24日にも別の大規模な住宅建設の着工式に出席する様子が北朝鮮メディアで報じられています。
新型コロナウイルス対策による国境封鎖や経済制裁によって国内の経済が厳しさを増す中で、市民生活の向上に取り組む姿勢を強調する狙いがあるものとみられます。