金総書記 外交方針示すも具体的内容は不明
北朝鮮メディアは9日、朝鮮労働党の会議で、金正恩総書記が今後の外交方針などを示したと伝えました。ただ、具体的な内容は明らかになっていません。
10日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、9日に党中央委員会総会の2日目が開かれ、金総書記が報告を行ったと報じました。
金総書記は、先月の党大会での決定を貫徹するために軍と軍需部門の課題のほか、外交政策として「対南(=韓国)、対外活動の今後の方針を明確に指摘し、寸分の狂いもなく実行していくこと」を指示したということです。
ただ、具体的な内容については明らかになっていません。また、農業分野での生産性を高めることや、経済活動を大胆に革新的に展開するとの方針も強調しました。
報告では、時間の大部分が経済分野に割かれたとみられ、国際的な制裁や新型コロナウイルスへの対策で、国内の経済が深刻な状況であることがうかがえます。