金総書記 経済活動違法、取り締まり強化へ
北朝鮮の平壌で続いている朝鮮労働党の会議で、10日、金正恩総書記は経済活動での違法行為について検察などを通じて取り締まりを強化する方針を示しました。
11日付の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は10日、党中央委員会総会の3日目が開かれ、金総書記が報告を続けたと報じました。
金総書記は、検察など法執行機関の役割を強め、「特に経済活動で現れる、あらゆる違法行為との法的闘争を強力に展開する」と述べ、全ての部門がこれに絶対的に服従するよう指示しました。
また、「経済活動で露見した欠点は各組織が旗手として責任と役割を果たせなかったところにも原因がある」と指摘し、指導を強化する方針を示しました。
金総書記の報告の後、趙甬元書記ら幹部が「欠点の思想的根源」などの課題を討議したと伝えていて、国内の経済状況がより深刻化する中で、会議を通じて引き締めをはかりたい狙いがあるものとみられます。
総会は、決定書の取りまとめに入り、さらに続くとしています。