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台風第6号に関する総合情報(17:07)

2021年7月21日 17:07

気象庁によると、強い台風第6号は、沖縄の南を発達しながらゆっくりと西よりに進んでおり、23日は非常に強い勢力で先島諸島にかなり接近する見込みです。沖縄地方では暴風や高波に厳重に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。奄美地方では高波に警戒してください。

気象庁の発表内容は以下のとおり。

[台風の現況と予想]
強い台風第6号は、21日15時には宮古島の東南東約200キロにあって、ゆっくりした速さで西へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

台風は、発達しながら沖縄の南をゆっくりと西よりに進み、23日には非常に強い勢力で先島諸島にかなり接近する見込みです。台風の動きが遅いため、局地的に総雨量が多くなるおそれがあります。

[防災事項]

<暴風・高波>

台風第6号の影響により、沖縄地方では非常に強い風が吹き、大しけとなっています。沖縄地方では、23日にかけて猛烈な風が吹いて大荒れとなり、猛烈なしけとなるでしょう。奄美地方では、23日にかけて強い風が吹いて荒れた天気となり、うねりを伴った大しけとなるでしょう。

 22日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方  40メートル(60メートル)
  奄美地方  18メートル(30メートル)
 23日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方  40から50メートル(55から70メートル)
  奄美地方  15から19メートル(20から30メートル)
 22日にかけて予想される波の高さは、
  沖縄地方  10メートル
  奄美地方   7メートル
 23日に予想される波の高さは、
  沖縄地方  11メートル
  奄美地方   6メートル
の見込みです。

暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。特に先島諸島では、猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなる見込みです。一部の住家が倒壊するおそれがあり、風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒し、高波にも厳重に警戒してください。その後も、先島諸島では暴風や猛烈なしけが続くおそれがあります。

<大雨・雷・突風>

沖縄地方と奄美地方では、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

 22日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  沖縄地方  200ミリ
  奄美地方  100ミリ
 23日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  沖縄地方  200から300ミリ
  奄美地方   50から100ミリ
 その後、24日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  沖縄地方  300から400ミリ
の見込みです。

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

<高潮>

台風の接近と大潮の時期が重なるため、沖縄地方では、22日にかけて満潮時を中心に潮位が高くなり、海岸や河口付近の低地では浸水や冠水のおそれがあります。高潮に注意してください。

[補足事項]

今後の台風情報、地元気象台の発表する警報や注意報、竜巻注意情報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「令和3年 台風第6号に関する情報(総合情報)」は、21日23時頃に発表する予定です。

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