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台風第6号に関する総合情報(5:05)

2021年7月21日 5:05

気象庁によると、強い台風第6号は、発達しながら沖縄の南を西よりに進み、24日にかけて強い勢力を維持したまま沖縄地方に接近する見込みです。沖縄地方では暴風や高波に厳重に警戒し、奄美地方では高波に警戒してください。また、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

※気象庁の発表内容は以下のとおり。

[台風の現況と予想]
 強い台風第6号は、21日3時には那覇市の南約230キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで西南西へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径185キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風は発達しながら沖縄の南を西よりに進み、24日にかけて強い勢力を維持したまま沖縄地方に接近する見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 台風第6号の影響で沖縄地方では非常に強い風が吹き、大しけとなっています。沖縄地方では、23日にかけて猛烈な風が吹いて大荒れとなり、奄美地方では、21日は非常に強い風が吹いて荒れた天気となる所があるでしょう。また、沖縄地方や奄美地方の海上では、うねりを伴った大しけとなり、沖縄地方では、22日から23日は猛烈なしけとなる見込みです。

 22日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方  40メートル(60メートル)
  奄美地方  20メートル(30メートル)
 23日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方  30から40メートル(40から60メートル)
  奄美地方  15から19メートル(20から30メートル)
 22日にかけて予想される波の高さは、
  沖縄地方  10メートル
  奄美地方   7メートル
 23日に予想される波の高さは、
  沖縄地方   9メートルを超える
  奄美地方   6から8メートル
の見込みです。

 暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。特に先島諸島では、猛烈な風が吹き、海上は猛烈なしけとなる見込みです。一部の住家が損壊するおそれがあり、風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒し、高波にも厳重に警戒してください。その後も、先島諸島では暴風や猛烈なしけが続くおそれがあります。

<大雨・雷・突風>
 沖縄地方と奄美地方では、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降って大雨となる所があるでしょう。

 22日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  沖縄地方  150ミリ
  奄美地方  100ミリ
 その後、23日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  沖縄地方  200から300ミリ
  奄美地方   50から100ミリ
 の見込みです。

 なお、台風の進路等によっては、24日にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
 また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

<高潮>
 台風の接近と大潮の時期が重なるため、沖縄地方では22日にかけて潮位が高まり、海岸や河口付近の低地では浸水や冠水のおそれがあります。高潮に注意してください。

[補足事項]
 今後の台風情報、地元気象台の発表する警報や注意報、早期注意情報、気象情報に留意してください。次の「令和3年 台風第6号に関する情報(総合情報)」は、21日11時頃に発表する予定です。