【解説】“酷暑”1週間続く予想 8月上旬には「10年に1度クラスの暑さ」の可能性 秋も厳しい残暑が続く恐れ
■この先1週間、東京や名古屋で“猛暑”予想 台風5号などが影響
有働由美子キャスター
「この厳しい暑さ、まだ続くんですよね?」
市村紗弥香 気象予報士/防災士
「そうなんです。まずこの先1週間の天気を見てみますと、各地で晴れの天気が続き、東京や名古屋では毎日35℃以上の猛暑日が予想されています。これなんでかというと、今、日本周辺には暑さをもたらす高気圧が張り出しているんですが、さらに台湾やフィリピン付近にある台風5号が高気圧に影響していて、さらに厳しい猛暑をもたらす一因となっています」
有働キャスター
「その分暑さが“増し増し”になっているということですか」
市村気象予報士
「そうなんです。影響してしまっています」
有働キャスター
「その先も暑さは続くんですよね?」
市村気象予報士
「そうなんです。8月上旬にかけて、気象庁も『広い範囲で“10年に1度クラスの暑さ”になる可能性がある』と呼びかけていて注意が必要です」
■暑さは秋も続く? “厳しい残暑”の可能性
市村気象予報士
「さらにこの暑さ、秋にかけても続きそうです。8月から10月の平均気温の予想では、北日本や東日本では『平年並み』か『高く』、西日本、沖縄・奄美地方では『高く』なる見通しです。9月以降も、猛暑日が多く、残暑が厳しくなる予想になっています」
有働キャスター
「秋まで暑くなると、なんか影響が出てきそうですね、いろいろなことに…」
市村気象予報士
「そうですね。例えば、暑さが続いてしまうと海水の温度が高くなりますよね。海の温度が高いと、台風が勢力を強めたまま日本に近づいてしまうということが、秋口は考えられます」
有働キャスター
「そのあたりもちょっと心配ですけども、辻さんはこの暑さの対策はどんなことをしていますか?」
辻愛沙子・クリエイティブディレクター(『news zero』パートナー)
「日傘を持ち歩くようにはしているんですけど、あまりにも暑さがひどい時は周りにリモート勤務を推奨したり、自分自身も在宅が増えています」
有働キャスター
「辻さんのようなそういう会社が増えてくれればいいと思いますけど、一人ひとりができる限りの対策をしていくしかないですが、今すぐできることとしては、厚労省などが実は『あと2杯、水を飲みましょう』と呼びかけています。一気に飲むのではなくて『寝る前に1杯、起きたら1杯』など、こまめに水分補給をしてください。ぜひこのニュースを見ながら、水を1杯飲んでいただければと思います」
(7月26日放送『news zero』より)