検察審査会 安倍前首相“不起訴は不当”
「桜を見る会」の前日に行われた夕食会をめぐり、不起訴処分となっていた安倍晋三前首相について、検察審査会は処分の一部について「不起訴処分は不当」と議決しました。再捜査が行われることになります。
「桜を見る会」の前日に行われた夕食会をめぐっては、安倍前首相が、公職選挙法違反や政治資金規正法違反の罪で刑事告発されていましたが、去年12月、東京地検特捜部が不起訴処分としていました。
この不起訴処分に対して弁護士の団体などが検察審査会に審査を申し立てていましたが、検察審査会が30日までに一部の処分について「不起訴処分は不当」と議決したことが関係者への取材でわかりました。この議決により特捜部は再び捜査を行うことになります。
安倍前首相は、去年12月に不起訴処分となった際には「会計処理について、私が知らない中で行われていたこととはいえ、道義的責任を痛感している」などと話していました。