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安倍前首相“不起訴不当”特捜部、再捜査へ

2021年7月30日 21:16

「桜を見る会」の前日に行われた夕食会をめぐり不起訴処分となった安倍晋三前総理大臣について、検察審査会は処分の一部について「不起訴処分は不当」と議決しました。再捜査が行われることになります。

「桜を見る会」の前日に行われた夕食会をめぐっては、安倍前総理が公職選挙法違反や政治資金規正法違反の罪で刑事告発され、去年12月、東京地検特捜部が不起訴処分としていました。

これについて、検察審査会は安倍前総理に対する一部の処分について「不起訴処分は不当」と議決し、30日、公表しました。

検察審査会は「安倍前総理や秘書らの供述だけでなくメールなどの客観的証拠も入手した上で、犯意の有無を認定すべきである」「不起訴処分の判断には納得がいかない」などと指摘しました。

また、「政治家はもとより総理大臣であった者が、秘書がやったことだと言って関知しないという姿勢は国民感情として納得できない」としました。

この検察審査会の議決により、特捜部は再び捜査を行うことになります。捜査の結果、再び特捜部が不起訴とした場合、検察審査会の2回目の審査は行われず、捜査は終結することになります。

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