横浜市長選告示、最多8人立候補 IR争点
横浜市長選挙が8日告示され、現職のほか、知事や国会議員経験者など、過去最多の8人が立候補しました。
任期満了に伴う横浜市長選挙では、カジノを含むIR=統合型リゾート施設の誘致の是非が大きな争点となっていて、過去最多の8人が立候補しました。
横浜市長・林文子氏「IRは経済復興の一つの選択肢でありまして、全体の面積の3%でカジノをやります」
元横浜市立大学教授・山中竹春氏「私の専門性を生かして、横浜におけるコロナの封じ込めをいたします。カジノ断固反対」
前国家公安委員長・小此木八郎氏「本当に大事なのは、IR取りやめを実現をして、その後の横浜の姿をどう作るかなんです。私はこれを言っていきたい」
元長野県知事・田中康夫氏「医療、福祉、そして消防救急の統合型のレスキュー施設を作るべきだ」
前神奈川県知事・松沢成文氏「今の横浜は分裂と分断と混乱だらけです。全く新しい発想で新しいまち作りをやっていくのか、これが最大の争点です」
このほか、元横浜市議の太田正孝氏、水産仲卸会社社長の坪倉良和氏、元衆院議員の福田峰之氏が立候補しています。
カジノを含むIRの誘致については、現職の林氏と福田氏は「経済発展に不可欠」として賛成の立場ですが、小此木氏や山中氏など6人は反対を訴えています。
今回の選挙で、自民党は自主投票を決め、市議の多くは小此木氏を支援、横浜市が地元の菅首相も支援を表明していますが、市議の一部は、現職の林氏を支援しています。
一方、立憲民主党は山中氏を擁立し、共産党と社民党が支援を表明しています。
横浜市長選挙は、今月22日に投票が行われ、即日開票されます。