将棋界で最も伝統のある称号をかけた戦い、名人戦の第3局は藤井聡太八冠が勝ち、「名人」初防衛に王手をかけました。

名人戦七番勝負の第3局は、8日から羽田空港で行われました。

第2局までで挑戦者の豊島将之九段に2連勝し、この第3局を迎えた藤井八冠。対局では銀を飛車と連携させる「棒銀」で攻め込み、その後も豊島九段に反撃のスキを与えない厳しい手が続きました。

そして、午後5時43分、95手までで豊島九段が投了。藤井八冠が3勝目をあげ、名人の初防衛に王手をかけました。

名人・藤井聡太八冠「（空港での対局ということで）すごく良い環境の中で対局できた。第4局は来週あるのでしっかり準備していきたいと思います」

挑戦者・豊島将之九段「まずい順になってしまった。棒銀されて収拾困難になった」

第4局は、今月18日と19日に大分県別府市で行われます。