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空港の特殊車両をバイオ燃料に…ANAが実証実験

2024年5月9日 17:58
空港の特殊車両をバイオ燃料に…ANAが実証実験

全日空は空港を走る一部の特殊車両の燃料を、これまでの軽油から環境負荷の少ない新たなバイオ燃料に置き換える実証実験を始めました。

現在、空港を走る特殊車両は、脱炭素化のため、一部で電気自動車化が進められていますが、航空機に貨物を積み込む車など大型特殊車両の電気自動車は製造されていないのが現状です。

全日空は、こうした車両に「リニューアブルディーゼル」という次世代のバイオ燃料を導入する実証実験を、9日からスタートしました。

この燃料は、使い終わった食用油の廃食油などが原料で、現在使われている軽油と比べ70~90%の二酸化炭素が削減できるほか、いまある車両や給油設備をそのまま活用できるということです。

実証は東京都の支援を受けて始めますが、新たな燃料は軽油よりも価格が3、4倍高く、全日空は、「利用が広がり価格が下がることを期待する」としています。

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